健診結果の判定区分の意味は?
健診結果票の判定区分(A〜E等)は実施する施設によって表記や意味が異なります。多くの結果票には判定記号だけが書かれ、その意味や次に何をすべきかまでは説明されていません。本ページでは判定区分の一般的な種類、「基準値内なのに判定が悪い」ことが起こる理由、総合判定と個別判定の関係を解説します。
判定区分の種類
健診結果票で使われる判定区分の体系は、主に次の4種類に分かれます。
| 体系 | 表記例 | 主な用途 |
|---|---|---|
| A〜E方式 | A(異常なし)〜E(要治療) | 人間ドック学会加盟施設で広く使用 |
| A〜G方式 | A〜Gの7段階 | A〜E方式をさらに細分化した施設独自の拡張 |
| 1〜5方式 | 1(異常なし)〜5(要精査・治療) | 数値表記を採用する施設 |
| H/Lマーク方式 | H(基準値より高い)・L(基準値より低い) | 個別項目ごとの基準値逸脱を示す(総合判定とは別建て) |
各体系の詳しい対応関係・基準値との紐付けは判定区分の詳しい解説で解説しています。
基準値内なのに判定が悪いのはなぜ?
「すべての数値が基準値内に収まっているのに、総合判定がBや要観察だった」という疑問は多くの方が持ちます。これは「基準範囲」と「判定区分」が別の考え方に基づくためです。
- 基準範囲は、健康な人の測定値の中央95%が収まる統計的な範囲として定義されます。
- 判定区分は、疾病の予防や早期発見という目的から、基準範囲よりも厳しめに設定された保健指導判定値・受診勧奨判定値をもとに決まることがあります。
そのため、個々の数値が基準範囲内でも、複数項目の組み合わせや前回からの変化、問診の内容などを踏まえて総合判定が下がることがあります。正確な理由は健診を実施した施設に確認する必要があり、本サイトでは施設ごとの判定ロジックまでは特定できません。
総合判定と個別判定の関係
健診結果票には、多くの場合「総合判定」と「個別項目ごとの判定」の2種類が記載されています。
個別判定は、その項目単体が基準値に対してどの位置にあるかを示します。一方、総合判定は複数の個別判定を組み合わせ、施設の基準に基づいて最終的な区分を決定したものです。そのため「個別項目はすべてA判定なのに総合はB」「1項目だけC判定があるのに総合はA」といった、一見不整合に見える組み合わせが起こり得ます。総合判定を見るときは、どの個別項目が影響しているのかを結果票内で確認することをおすすめします。
施設ごとの判定区分の違い
同じ「B判定」でも、施設によって意味する内容が異なる場合があります。
| 項目 | 施設間で異なりうる点 |
|---|---|
| 判定区分の段階数 | 5段階(A〜E)か7段階(A〜G)かなど |
| 保健指導判定値の設定 | 基準範囲とは別に、施設独自の指導基準を設けている場合がある |
| 測定方法・試薬 | 同じ項目でも測定方法によって基準値がわずかに異なることがある |
| 総合判定のロジック | 個別項目をどう組み合わせて総合判定を出すかは施設ごとの運用による |
前年と別の施設で健診を受けた場合、判定区分が変わって見えても、基準そのものが変わっている可能性があります。経年比較をする際は、可能であれば同じ施設・同じ測定方法での結果を比較することをおすすめします。
ご自身の数値を基準値と照らし合わせる
個別項目の基準値との関係を確認したい場合は、健診結果チェッカーで数値を入力してください。
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